欧米メディアの報道によると、欧州連合理事会が5月19日に開催され、ワクチン接種を終えている旅行者についてEU以外の国からの渡航制限を緩和すること、また相手国の安全性を評価するための基準を引き下げてワクチン未摂取の旅行者でも受け入れる対象国を増やすことで合意した。

これから各国がワクチン接種歴の確認方法を定める必要があり、具体的な日程はまだ公開されていない状態だが、理事会での合意を各国の首脳が来週にも正式に承認する見通し。

対象となるワクチンは欧州医薬品庁が承認したファイザー、モデルナ、アストラゼネカ、ジョンソンアンドジョンソン製で、今のところロシアや中国製のものは認められていない。

なお、理事会では変異株などのリスクが増した時に発動する「緊急ブレーキ」の仕組みを導入することでも合意している。