英国では、渡航先のリスクに応じ3段階で帰国時隔離などの制限を課した上で海外旅行を再開したが、始まったと思ったら数週間でポルトガルが対象から外される事態となった。
これに対して業界やポルトガル政府から批判が続出しており、イージージェットのCEOは、「ポルトガルに滞在中、または旅行を計画中の人々にとって非常に大きな打撃だ」と発言。その上で、政府は自ら定めたルールを破り、科学を無視していると批判している。
また、マンチェスター空港会社のCEOもリスク判定の基準の不透明性は「衝撃的であり受け入れられない」とコメント。英国よりも感染率が低い国のリスクを高く設定することで、何万人もの雇用が危機にさらされていると語った。
このほか、ポルトガル首相も「数週間で見直されるような不安定な仕組み」だと批判し、(英国は脱退しているが)EUが7月1日から導入予定の共通ワクチンパスポートの仕組みに参画するべきだと呼びかけた。