ftn Newsによると、ForwardKeysのデータで、7月と8月に欧州へ向かった国際線旅客数はコロナ禍の前と比較して60.1%減に留まった。ただし、73.4%減だった昨年からは改善している。

国別ではギリシャが14.3%減で最も回復が早く、2位となったキプロスの33.5%減と比べても圧倒的。3位以降はトルコの38.0%減、アイスランドの38.2%減、クロアチアの39.7%減などとなった。トップ20の最下位は英国で85.7%減だった。

都市別で見ると、5.6%増のイラクリオンと0.5%増のアンタルヤの2都市は前年を上回ったほか、テッサロニキが2.4%減、イビザが9.7%減、ラルナカが26.4%減などとなった。

主要都市では、パルマ・デ・マヨルカの28.5%減にアテネの29.8%減が続いたが、3位以降はイスタンブールが43.5%減、リスボンが56.5%減、マドリードが57.6%減、パリが68.7%減、バルセロナが68.9%減、アムステルダムが69.3%減、ローマが75.8%減、ロンドンが85.8%減と厳しい数値が並んでいる。