THE POINTS GUYによると、デルタ航空がハブ空港であるボストン発着の路線の強化を決めた。アメリカン航空とジェットブルーが米北東部の路線展開で手を組んだことに対抗する動きと見られる。
デルタ航空は、来年5月にボストンからアテネとテルアビブへの路線を開設。これによりボストン空港から同社が運航する長距離路線は9路線となる。アテネとテルアビブはアメリカン航空が今年ニューヨーク・JFK空港から就航したばかりの都市でデルタもJFKから乗り入れているが、ボストンからも運航して対抗する。
このほか、来年7月から国内線も強化。バルティモア、デンバー、サンディエゴに就航する。また、すでに発表済みだった、アメリカン航空のハブであるシャーロットとダラス・フォートワースへの路線も開設。これらはジェットブルーの路線と競合する。
このほか、機材も新しいものや内装を刷新したものを積極的に導入していくという。
なお、アメリカン航空とジェットブルーのアライアンスに対しては、先月に米司法省が反競争的として訴訟を起こしたが、今回のデルタの反応は逆に競争が活発化されている事例と見られているという。