Routes Onlineによると、フィンエアーは北米路線の拡充を検討している。
フィンエアーは伝統的に、地の利を生かしてアジアと欧州の間の移動需要をヘルシンキでまとめて獲得する戦略で成長してきていたが、アジア各国の入国制限の緩和に時間がかかり、フィンランド政府も再開に慎重な姿勢であることから、一時的に北米路線など他方面の強化を考えているという。
ヘルシンキからシカゴ、ロサンゼルス、マイアミ、ニューヨーク・JFKへの路線はすでに再開しているが、スウェーデンからもロサンゼルス、マイアミ、JFKに就航する計画。
ただし長期的にはアジアに注力する戦略は堅持するとのこと。
なお、フィンエアーにとって第5の自由を使ったスウェーデンからの路線は、1997年頃には国際線事業全体の4分の1を占める規模であったという。