Travel Weeklyによると、STRとTourism Economicsが共同で発表した最新予測で、米国の名目ベースのホテル需要とADRは2022年に2019年水準をほぼ完全に回復し、RevPARも2023年までに完全回復する見通しが示された。これまで示していた2024年の予想を1年前倒ししたかたち。
インフレを考慮すると実質ベースでのADRとRevPARの完全回復は2025年になるとの予測だが、現在の市況はデルタ株の影響が懸念されていたものの夏以降も需要が堅調に推移。すでに需要は2019年の約93%にまで回復しており、特にレジャーが先行していることから週末は2019年水準に戻っているという。さらに、出張や団体の需要も回復傾向が見られるという。
2021年通年の稼働率は、8月に予想していた54.7%から57.1%に引き上げ。ADRも115.50ドルを123ドルに、RevPARも63.16ドルを70ドルとした。