Meta(旧Facebook)が高度IT人材1万人を新規雇用してまで構築を目指しているという「メタバース」に注目が集まっているが、旅行観光産業でも話題が出はじめている。

HYPERBEASTによると、ソウル市は39億ウォンを投じて仮想の市役所や観光スポットなどを備える「メタバース・ソウル」を構築する計画を発表。南大門市場などの実在する観光地のほか、日本が撤去した敦義門なども訪問可能となる。

さらに、ランタンフェスティバルなどの大規模イベントもメタバース内で予定しており、全体では5年をかけて開発していく計画という。

一方、Forbesによると、アイスランドからは自国を「アイスランドバース」と名付けてアピールするパロディ動画が登場。マーク・ザッカーバーグ氏に似せたザック・モスバーグソンなる人物が「おかしなことをせずに世界をつなぐ革命的アプローチ」を紹介するとして、「バカバカしいヘッドセットを身に着けずに体験可能な現実空間」では「水を触れば濡れるしオーロラが彩る空を肉眼で見られるし」と訴えている。