Skiftによると、アマゾンが旅行観光関連企業や団体への広告販売に力を入れている。

販売用の資料では、これまでにエイビスレンタカーやディズニー、またDMOなどの利用実績を紹介しているほか、業界向けイベントにもブースを出展しているという。

強みは、EC事業で顧客の購買習慣についてファーストパーティデータを保有していることで、それに合わせてアマゾンのウェブサイトやデバイス上により適切にターゲティングした広告を配信可能。例えば、ドライブ旅行に関するグッズを探しているユーザーに、レンタカーの割引プランなどを提示することができる。また、プライムビデオで視聴したコンテンツの撮影地に基づいた提案も可能となる。

資料では、米国人口の78%に上るアマゾンがリーチしている層では、過去6ヶ月以内に旅行へ500ドル以上を費やしていること、旅行前の1ヶ月間で平均して85回もアマゾンのサイトなどを訪問しているという。

なお、現時点では北米と欧州でアマゾンのサイトなどでの広告配信に力を入れている模様という。