EU理事会は11月18日、「疫学的に安全な第三国」のリストにインドネシアを追加したと発表した。
これにより対象国はアルゼンチン、オーストラリア、バーレーン、カナダ、チリ、コロンビア、インドネシア、ヨルダン、クウェート、ナミビア、ニュージーランド、ペルー、カタール、ルワンダ、サウジアラビア、韓国、UAE、ウルグアイとなり、加えて中国も相互主義に基づく措置が取られることを条件にリストに入っている。また、香港、マカオ、台湾についても順次制限を解除していくべきとされた。
このリストは、ワクチン接種の有無に関わらず対象国からの入国禁止措置を解除するよう勧告するもので拘束力はなく、加盟国が勧告を踏まえて判断することとなる。
なお、SchengenVisaInfo.comによると、リストに掲載されるための主な条件は、リスト更新前の2週間で人口10万人あたりの新規感染者数が75件以下であることで、インドネシアは過去7日間では10万人あたり1人以下だったという。
これに対して、ヨルダンでは過去7日間に10万人あたり177人となっている状況だが、NHKの集計データから計算すると日本は11月12日から18日までの7日間で1128人となり、インドネシアと同様に10万人あたり1人を切っているが、リストには入っていない。