アコーは11月23日、ラグジュアリークラスの新ブランド「エンブレム・コレクション」を発表した。まずは来年12月に中国の貴州省に64室のホテルを開業し、2030年までに60軒への拡大を目指す。

ブランドの位置付けは、「ハイエンドでブティックスタイルの体験を求めるお客様に愛され、また自らの独立したブランドを大切にしながらグローバルチェーンのメリットを望むホテル経営者に選ばれるホテル」を目指す。

ブランド内には「エンブレム・コレクション・ヘリテージ」「エンブレム・コレクション・リトリート」「エンブレム・コレクション・シグネチャー」のカテゴリーを設け、ヘリテージはその土地のランドマークとなるホテル、リトリートはビーチや田園地帯などのリゾート、シグネチャーはデザイナーやもともとの所有者などに敬意を表するデザイン主導のホテルと位置づける。

2030年までの計画では、ヘリテージとシグネチャーでパリやプラハが候補となっているほか、ロンドンやアムステルダム、ベルリン、マドリッドなどの欧州のほか、カイロやアンマン、ドーハ、モスクワ、ソウル、バンコク、シドニー、モントリオール、ニューヨーク、ブエノスアイレスなども検討。またリトリートでは、トスカーナ、ミコノス島、バリ島、ゴールドコースト、リビエラマヤなどが候補地となっているという。