クイーンズランド州政府観光局日本事務所はこのほど、教育旅行先としてのケアンズの魅力を紹介する文書を作成した。

ケアンズは「1年中常夏」「日本との時差1時間」「日本に一番近いオーストラリア」という「3つの1」を特徴としており、さらに世界最大のサンゴ礁群であるグレート・バリア・リーフと世界最古の熱帯雨林という2つの世界自然遺産の玄関口でもあることから、以前から教育旅行先として人気を得ていたところ。

文書では、それに加えて注目の高まるSDGsへの取り組みも紹介している。ケアンズでは使い捨てプラスチックの排除やサンゴ礁の再生活動、ウミガメのリハビリセンターなどの活動が進められており、観光や教育旅行でもそれらに関するプログラムを提供可能という。

コロナ前には年間1万人の学生が日本からケアンズを訪れていたところから現在は2年近く受け入れが停止してしまっているが、2022年度はすでに24校約3000人の団体予約が入ってきているところ。今後も、日本からのアクセスが良いこと、地元小学校で最も人気の高い外国語科目が日本語であるなど親日度が高いこと、日本の領事出張所や日本語対応の医療機関があるなど緊急時の体制も整っていることなどを武器に回復を目指していきたい考えだ。

なお、ケアンズにおけるコロナの感染状況は、11月26日現在で市中感染が12人に留まるなど抑え込みに成功しているところ。観光業者は厳しい対策の影響で苦しい状態が続いているものの、豪州政府がワクチン接種とウィズコロナへの転換を進めており今後の状況改善に期待がかかっているという。

この記事は、当ウェブサイトとメールマガジンの運営にご協力いただいているクイーンズランド州政府観光局からの情報提供を受けて掲載しています。媒体の認知度向上などにお力添えいただける場合は、喜んで情報発信のお手伝いをさせていただきますので、お問い合わせフォームよりご連絡いただければ幸いです。