TRAVOLUTIONによると、オンラインTMCのTravelPerkが新たに1.15億ドル(約131億円)を調達した。昨年4月にも1.6億ドルを得ており、累計の調達額は4億ドルを突破。企業価値は13億ドルに達したという。

今回のラウンドでは、Booking.comの会長兼CEOだったギリアン・タンズ氏が個人的に投資し、取締役会に参加。また、AirbnbやKayak、Stripeの初期投資家も新たに取締役会に名を連ねた。

今回調達した資金は、コロナ禍で重要となった柔軟性や、社会的要請の高まる持続可能性に配慮しつつ、人間的な触れ合いに焦点を当てて「バーチャルな交流ではなくリアルに集うための技術」を構築するほか、米国や欧州での事業拡大に投じていく。

記事では、コロナ禍でもCEOが従業員に対する共感と尊敬の念を保ったことで「最高の人材を維持し、惹きつけることができた」といい、業績面でも2019年以降で顧客獲得率が2倍、年換算の売上高は4倍に成長したという。

このほか、The Company Dimeも取り扱う出張1回あたりのコストが伝統的TMCの5分の1であり、SlackなどのようなSaaS企業として大きな成長を続けるとのTravelPerk幹部の発言を伝えている。