PhocusWireとOriginは、Insiderによると、有料会員制の旅行アプリ「Origin」が500万ドル(約5.7億円)を調達した。2019年創業で、AppleでSiriの開発に携わっていたEli Bressert氏と、Googleでオランダやベルーにおける事業のマーケティング責任者を務めていたTamar van de Paal氏が設立。
旅行会社と、完全な個人手配のどちらでもない旅行流通を目指しており、人間と機械学習の力を融合した旅行のキュレーションアプリを標榜。ユーザーと現地の旅行プランナーを直接結びつけ、ユーザーが求める旅行を一緒に考え、最適な方法を見つけることを可能にする。
年会費は3000ドルで、サービスは無制限に利用可能。会員限定のアップグレードや24時間365日のサポートも利用可能で、さらに環境保全や地域貢献などを重視する宿泊施設を優先的に選ぶ機能も備える。
ターゲットは、2020年から2026年まで年平均で19%伸長するという「プレミアムトラベル」市場のうち特にミレニアル世代とX世代に設定した。