Skiftによると、米国で昨年末時点におけるインフレ率が2019年比9%であったのに対し、ホテルの宿泊料金は12%値上がりしていた。これに対して、クルーズは2%、航空会社は-17%であったとのこと。

コロナ禍になってホテルの宿泊料金も暴落したものの、昨夏ごろには2019年を上回り始めていた。Skiftではこうした価格戦略について、2001年の同時多発テロと2008年のリーマンショックの際に値引きをしてから価格を回復するのに長期間かかったことからホテル業界が学んだ結果と分析。

また、業界関係者の「コロナ禍は安全の危機であって経済的な危機ではなかったということ」とのコメントも紹介している。

なお、記事では航空会社はレジャー路線への切り替えが平均運賃の値下がりに繋がったこと、ホテルも社会全体のインフレが続けば結果として需要減退のリスクがあることなどの情報も紹介されている。