豪州政府は、2月21日にビザを保有するすべてのワクチン接種済み旅行者の受け入れを再開することを決定した。先ごろにはスコット・モリソン首相が「遅くとも4月まで、それよりもかなり前に実現できれば」と発言していた。

日本は韓国、シンガポールと並んで先行して旅行者の入国が認められてきたが、2月21日以降は国籍や出発国に関係なくビザとワクチンのみで入国が可能となり、EUのように個人ベースの判断に切り替わることになる。

「ワクチン接種済み」の定義は、今のところ2回の接種のみでブースター接種は含まれていない。また各州は、独自の隔離や受け入れの人数制限などの要件を設けることが可能。特に、「ゼロコロナ」の方針を堅持する西オーストラリア州は他州からの移動も制限を続けている状況だ。

旅行観光産業は決定を歓迎しており、Travel Weeklyによると、カンタス航空のアラン・ジョイスCEOは「観光業者はこの数年間厳しい状況にあったが、より多くの観光客が訪れ、お金を使い、地域経済が再び活性化することが期待される」とコメントし、「より多くの都市からのフライトをより早く再開できないか、あるいは再開済みの路線も座席を増やせないかスケジュールを検討する」としている。

また、オーストラリア政府観光局も早速積極的な活動を開始する構えで、Travel Weeklyの別の記事では、英国市場で数週間内にキャンペーンが開始される予定と説明。流通、航空分野の企業と手を組み予約を促進する内容という。さらに別の記事では、英国の旅行会社が国際旅行が広く通常へと戻っていく過程のシンボル的出来事であり、「真のブレイクスルー」と歓迎していることを紹介している。

なお、発表を受けてカンタス航空の株価は最大6%上昇したほか、TMCのCorporate Travel Managementの株も8%値上がりした。