Skiftによると、欧州委員会はこのほど加盟各国のデスティネーションや業界関係者と共同で旅行観光産業の未来への道筋についての報告書を発表した。

観光に関する主要な評価指標を「旅行者数や宿泊数といった基本的な統計から、観光が社会や環境、経済に与える影響に関するデータへ」切り替えるよう勧告する内容で、デスティネーションや企業がサステナビリティへの取り組みを強化し、デジタル化を加速し、オーバーツーリズムを予防し、より強靭で競争力のある産業となるための課題にも言及。オーバーツーリズム対策では、観光当局が活動の計画やフォローアップの場に住民を含めることが必要などと指摘しているという。

新しい指標の導入時期は不明であるものの、各国の観光当局は勧告に従って新指標の策定や採用に協力することを確認しているという。