観光関連企業の経営者らが加盟する会員組織「SKAL(スコール)インターナショナル東京」は5月9日の定例会で、在日本ウクライナ大使館に対しウクライナへの支援金を寄贈した。4月の定例会で理事会の提案が全会一致で採択されて集められたもの。

大使館からは三等書記官のインナ・イリナ氏が来場し、SKAL東京会長で西武・プリンスホテルズワールドワイドの武井久昌氏が「ウクライナの人々への支援に役立てて欲しい、そして早急に平和な日がくることを望んでいる」と伝えて支援金を寄贈。

イリナ氏からは謝意を示したうえで、「今、ウクライナは本当に大変な時期ですが皆さんのサポートをとても感じており、皆さんの応援はウクライナの人々への心にも響いています。私たちウクライナ人はこれからも頑張らなければいけません。なぜなら自分の国を守るだけではなく、全世界の人々のために戦っているからです」とスピーチしたという。

イリナ氏はその後のディナーにも出席し、他の会員に現地の様子や現在の大使館業務、旅行先としてのウクライナの魅力などを伝えた。

会の終盤には武井氏から、「観光産業に関わる者がそれぞれの立場から支援を続けていこう。一つの案として、ウクライナのおいしいワインを各ホテルで提供することを検討してほしい」と具体案も提示されたという。

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