TTR Weeklyによると、タイ国政府観光庁(TAT)のユタサック・スパソーン総裁が現地開催の商談会「Thailand Travel Mart Plus(TTM+)」の場で、観光回復を後押しするため「ブースターショット」と名付けたプログラムを計画していることを説明した。
ターゲットとする市場でのロードショー実施や航空座席の回復に取り組むもので、現在は政府に提案する様々なプランを用意しているところ。1億バーツ(約4億円)の予算を獲得したいといい、今年の訪問者数1000万人の目標も掲げる。座席増に向けてはチャーター便の誘致にも取り組みたい考えだ。
また、タイへの旅行市場についてはHOTEL NEWS RESOURCEがGlobalDataによるロシア人旅行者の需要予測を掲載。これによると昨年は1万人の訪問に留まったロシア人旅行者の数が、今年は行き先が限定されるために43.5万人に大きく増加する可能性があるとしている。
このほか、THE NATION THAILANDはプラユット・チャンオチャ首相がASEAN域内で複数国にまたがるランニングイベント開催に意欲を示していることを紹介。タイではこの5月に最大100kmのトレイルランニングイベントを開催したほか、12月には170kmのウルトラマラソンも開催予定で、首相の意向はこれらに続くものという。