アマデウスは6月16日、データインテリジェンスツールであるDemand360のデータをもとに、世界のホテルの稼働率が3月に2019年水準に回復し4月には初めて上回るなど順調な回復が見られていることを発表した。
5月の稼働率も63%で2019年の60%を上回った。国別では68%の米国や64%のカナダが好調で、2019年をそれぞれ7ポイントと8ポイント上回っている。
6月以降の予約状況も堅調で、現時点では1ポイント減の状況だが、現在は54%の予約が出発前の1週間以内にされていることから今後も伸長が期待できるという。
さらに、ADRも6月から8月にかけては200ドルとなっており、2019年比11%増で推移。例えばフランスの7月は428ドルで29%増という。
このほか6月4日時点の航空券の予約状況では、米国行きが最も人気で英国、フランス、ドイツ、カナダが続いているという。