国際航空運送協会(IATA)は6月1日付けで、オウンドメディア「Airlines.IATA」に全日空の井上慎一社長のインタビュー記事を掲載した。
質問項目は「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)」「身体の不自由な顧客への対応」「持続可能性とSAF(持続可能な航空燃料)」「日本の国境開放見通し」「コロナ禍の危機対応」「危機を乗り切るために最も重要だっtアパートナー」「ウクライナ戦争の影響」「アジア市場の需要見通し」「ANAがピーチから学ぶこと」「航空会社のCEOとして成功するために最も重要なスキル」の10点。
例えばこのうち最後の「CEOのスキル」に対して井上氏は、「人々を刺激する情熱と、彼らを指揮するリーダーシップ」が必要であるとし、「オーケストラでメンバーそれぞれのユニークなスキルや才能を組み合わせ美しい音楽を作る指揮者」のようとして、D&Iの取り組みとも関連付けて回答している。
なお、Airlines.IATAのCEOインタビューのコーナーでは、他にもデルタ航空やカタール航空、ヴァージン・オーストラリアのCEOが取り上げられており、ニュース性の高い話題はないものの各社の現状認識や戦略の概要を理解できる資料となっている。