Travel Weeklyによると、米国の旅行会社は「人手不足」「サプライヤーも人手不足で生産性低下」「旅行需要の増加」の3点が原因で「超多忙」な状態に陥っている。

最大の問題はスタッフの確保で、コロナ禍で経験豊富で優秀なスタッフは確保したものの、数年間の経験を持つスタッフは一時帰休または解雇となってその多くが他業界などへ転職。特に、特定GDSの経験を持つスタッフを見つけることが難しい状況という。また、サプライヤー側の人手不足では、電話を6時間も待たされる例も出ているとのこと。

こうしたなかで、業界内では未経験者向けのトレーニングプログラムや、他の代理店に対して「電話の保留待ちサービス」を提供する例、さらに採用予定がないのに応募が来た場合の他社への紹介などの対策が取られている状況。また、需要過多に対しては仕事を選ぶ会社も増えている様子だ。