Hospitality Trendsによると、Lodging Econometricsによる調査で第1四半期末時点における中東のホテル建設計画は536軒13万8915室となり、プロジェクトの数は前年から変化なかったものの客室数は9%減となった。
3月末に建設中だったプロジェクトは331軒9万1421室で、それぞれ4%減と16%減。一方。12か月以内の着工予定はプロジェクト数が11%減の78軒となったが客室数は8%増の2万2041室となった。早期段階のプロジェクトは127軒2万5453室で、それぞれ26%増、5%増となった。
コロナ禍の過去2年間に停滞していた状況が需要回復とともに動き出しているという。また、ラグジュアリー、アッパーアップ、アップスケールのホテルが全体の72%を占めていることも特徴という。
国別ではサウジアラビアが208軒5万9290室で他を圧倒。2位以下はUAEの121軒2999室、エジプトの69軒1万6412室(過去最多)、カタールの51軒1万4835室、オマーンの30軒6195室など。UAEのなかではドバイが最多となった。
このほか、企業別ではヒルトン・ワールドワイドが96軒2万5216室で最多となり、アコーが87軒2万3583室、マリオット・インターナショナルが76軒2万2098室で続いた。また、記事では都市別、ブランド別の詳細も紹介されている。
なお、2022年に開業予定のホテルは103軒2万4723室で、2023年には114軒2万7306室が見込まれるという。