Travel Weeklyによると、USトラベルアソシエーション(USTA)のCEOを7月31日付けで退任したロジャー・ダウ氏が米ホスピタリティ業界の人手不足の解消をめざす事業を立ち上げる。

旅行観光産業向けの人材紹介会社の経営者と共同で新会社「Future Work Solutions」を立ち上げるもので、ホテルやコンベンションセンターで就業経験を持つユーザーと企業をアプリで結びつける仕組みを構築し、数ヶ月以内に事業を開始する計画。

最新の雇用統計ではレジャー・サービス業で130万人の求人があるが埋まりにくい状態。ダウ氏は、この一因について体力的な負担の大きいシフトに週5日のペースで入るといった「昔ながらの働き方」が労働者の希望と合致していないと考えており、アプリでは企業が労働者を必要としているタイミングとユーザーが働きたいタイミングをマッチング。月曜日にはマリオットのハウスキーピング、水曜日にはヒルトンのF&B部門で働く、といった利用も想定する。

また、ユーザーに対してトレーニングを提供してキャリア形成も支援したいという。