Travel Weeklyによると、ルフトハンザグループのシュポアCEOは欧州の航空業界で遅延や欠航が相次ぎ供給量の拡大が制限されるなかでイールドは上昇しており、「座席の過剰供給の時代は終わった。業界全体として運賃は安定化する」との予測を示した。

ルフトハンザでも多くのフライトをキャンセルせざるを得なかったものの、結果として第2四半期のイールドは2019年を10%上回った。短距離線が2019年並みとなった一方で長距離線は15%増と上昇。短距離についても、期間中の法人需要が19年比60%減となったなかでの横ばいのため良い結果としている。

今後も法人需要の回復とレジャー需要の堅調な推移によりイールドも高い水準を保つとの予想。またインフレもイールドの上昇に繋がるとの考えという。

供給量の見通しとしては、今年が2019年比25%減、来年が保守的ながら15%減と見ているという。