ONE MILE AT A TIMEによると、ロサンゼルスのいくつかのホテルで従業員の安全を守るための費用を宿泊客に負担させる手数料を徴収している。

ロサンゼルス・エアポート・マリオットでは「Hotel Worker Protection Ordinance Costs Surcharge」が1泊あたり10.72ドル、またルネッサンス・ロサンゼルス・エアポート・ホテルも8.7ドルを徴収している。

ロサンゼルス市では今年7月にホテル従業員の安全を守るため緊急通報装置(panic button)の導入や残業規則の厳格化を定めており、ホテルはそれを根拠としているとのこと。

しかし記事では、マリオットの場合1004室あるので100%で稼働した場合年間で400万ドル近い収益となり、装置の購入にそれほどの額がかかるのかと金額の正当性に疑問を投げかけているほか、客室の清掃頻度が下げられて満足度が低下しているなかで残業代を顧客が負担するべきなのかと指摘している。