コロナ禍で往来が大幅に制限されるなかで脚光を浴びたバーチャルツアーだが、Skiftによると米国の現地ツアー業者Context Travelはリアルでのツアーとバーチャルツアーの組み合わせで成長を実現している。

Context Travelは、2003年創業で文化や歴史などのテーマを軸に訪問先を深掘りするツアーを強みとしているが、バーチャルツアーはその現地ツアーの前後に実施。顧客側は、例えば案内をする考古学者の人となりや現地ツアーの内容を確認できるといったメリットがあり、より確信を持って現地ツアーに向かうことが可能。

一方、会社側にとっては収益源の一つとしてだけでなく事後のツアーで顧客とのつながりを維持できたり、高価格帯の商品へ顧客を誘引したりでき、またツアーを核としたコミュニティの形成にも繋がるとのこと。

コモディティ化への対抗策としても期待できるところで、記事では同社の取り組みの詳細や課題などについても丁寧に説明されている。