Travel Weeklyによると、米国で人気となっているドラマ「ホワイトロータス」が旅行需要も喚起している。

同ドラマは邦題の「ホワイトロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」の通りリゾートホテルを舞台に宿泊客や従業員の姿を描いたもので、第1シーズンはハワイ・マウイ島のフォーシーズンズ・リゾート・マウイ・アット・ワイレアで撮影。Forbesなどが「あのホワイトロータスに実際に宿泊可能」と題した記事を公開するなど注目を集めた。

そしで昨年公開された第2シーズンはシチリア島にロケ地が移ったが、公開後の1ヶ月強で米国におけるシチリア島のGoogle検索数はほぼ2倍に増加。タオルミーナやノートといった島内の観光地の検索も増えているといい、さらにこちらもフォーシーズンズのサンドメニコ・パレスが舞台となったが2004年以降で最多の検索数となり米国からの予約も急激に増加した。

人気を受けて同ドラマの撮影スポットを巡るツアーも誕生しており、イタリアを拠点にLGBTQフレンドリーな旅行を手掛けるQuiiky Toursはドラマ中のゲイの登場人物にも着目した9日間のツアーを企画し1人当たり1万ドル超~で販売しているという。

コロナ禍で動画配信サービスの人気が高まるなか、Netflixの「エミリー、パリへ行く」など撮影地が旅行先としても注目される流れは多数報告されている。