Al Jazeeraによると、東南アジアで観光産業のリカバリーに向けた競争が激しくなるなかマレーシアが遅れを取っている。

競合するタイ、シンガポール、インドネシアは2022年にそれぞれ1000万人、460万人、458万人の旅行者を受け入れコロナ前の25%程度まで回復したが、マレーシアは約300万人で2019年比12%程度。ベトナムも360万人だが2019年比は20%まで戻している。

要因については、息苦しそうなイスラム社会の印象などを指摘する声やこれまでの中長期的なプロモーションの失敗、航空座席の未回復などが可能性として挙げられている。

ただし東部地域では、熱帯でのアドベンチャー旅行を求める欧米富裕層の存在に助けられ回復が先行している状況も報告されているという。