米Travel Weeklyによると、コロナ禍からの脱却が進みオフィス勤務とリモートワークのハイブリッド的運用が主流となっている状況で、米国では企業がチームビルディングを重視する傾向が明らかになってきているとのこと。

業界を問わず、対面で会ってミーティングするだけでなく、これまで以上にチームビルディングやウェルネスなどを目的としたアクティビティや体験に時間を割く企業が増えているといい、コロナ前には1時間半、2時間程度をアクティビティに当ててビジネス目的の活動が中心となっていたところが、現在は半日をアクティビティに割いたり1日を通してビジネス的活動にアクティビティが組み込まれたりするという。

オフサイトミーティング自体の需要も増えており、ホテルを含めてこうした状況への対応も進めているところ。記事では、ヨガやピラティス、カクテルアワーのクイズ大会、夕食前のワインテイスティングやクッキングクラス、夕食後の焚き火、カリグラフィーやジュエリー制作、星空観察、ハイキング、乗馬、作物の収穫体験と地元フードバンクへの寄付、犬と触れ合えるラウンジなど多様な体験やプロダクトなどの事例を紹介。

ある関係者は「人間にとって最も貴重な資源である時間を同僚とともに過ごすとなった時に、本当にオーセンティックな体験をともにできる機会が与えられることは非常に重要ではないか」と指摘しているという。