英Travel Weeklyによると、欧州の各空港は昨夏に発生した大規模な遅延や欠航の再発を避けることを最重要課題の一つと位置付けており、現時点では概ね順調に準備が進んでいる。

国際空港評議会(ACI)ヨーロッパが発表した1月の旅客数は2019年比11%減まで回復し、前月からも伸長。1月は特に国際線旅客が前年から85%も増加した。

国別ではスペインが最も好調で、イタリア、フランス、英国が続いた。スロバキア、スロベニア、チェコ、ドイツは後れを取っている。

空港別ではイスタンブールが560万人を扱ってヒースローを超える欧州最多の旅客数を記録した。イスタンブールは2019年比8.1%増だったのに対しヒースローは7.2%減だった。全体では欧州の空港の42%がコロナ前の旅客数を上回ったという。

なお、別の記事では、ブリティッシュ・エアウェイズが昨年の失敗を繰り返さないために人員の確保などに力を入れていることを紹介している。