日本政府観光局(JNTO)が発表した速報値で1月、2月ともにコロナ前の6割近くまで訪日外客数が戻ったインバウンド市場だが、今後も勢いは衰えず急ピッチで回復していくことが予想される。

Travel Off Pathによると、米国で人気のOTAであるHopperが発表した2023年の旅行の検索状況で、海外のデスティネーションではロンドンに次いで東京が2位にランクイン。パリやローマなどを上回った。

米国市場での日本の人気は、Expediaのデータでも昨年に受け入れを再開して以降、常に伸び率で上位となっており、今夏の旅行の検索数でも大阪が592%増、東京が290%増、京都が265%増などと好調

また、Travel Weekly Asiaによるとシンガポール市場でも、今後の検索・予約状況で検索数、予約数ともに日本が他を圧倒して1位を獲得。昨年12月に入った予約だけを見ると、日本は全体の30.1%を占めた。

またFOCUS TAIWANは1月と2月に台湾を出国した約135万人のうち51.9万人が日本に向かったことを報じているほか、Trip.comも日本を含めてアジア太平洋地域への注目上昇を紹介している