HOTEL NEWS RESOURCEによると、ホスピタリティ産業に特化したコンサルティング企業のHVSがハワイ州の宿泊市場について現状と今後の見通しを分析したレポートを発表した。

ハワイ各島への旅行需要は、訪問者数で見ると国内旅行は2022年にすでに2019年を超えている一方、海外からの訪問者数はいまだ緒に就いたばかり。とはいえ宿泊施設の2022年の業績は好調な国内需要に牽引され、ADRベースでオアフは2019年比10%増、それ以外の島々は40%から50%の増加を記録している。

今後については、オアフも外国人訪問者の増加とともに回復が続く見通しで、レポートでは特に日本市場について字数を割いている。これによると、州政府が2022年に約30万人だった日本人が今年100万人近くまで戻す可能性ありとした一方、旅行流通の特性や円安、燃油高などを考慮すると、そこまでの急回復は難しく第4四半期まで待つ必要があるとの見方も示されている。

レポートでは、一部ホテルの新規開業やリブランド、さらに主要な大規模改装案件などについてもまとめられている。