先週金曜日の当欄でYouTubeやテレビに関してコメントしてテレビの「食レポ」が信用ならないと書いたところ、賛同のコメントが届きました。実際のところ「信じて行ってみたら大外れ」という経験も一度ならずあり、テレビ局の皆さんは自分たちが放映しているコンテンツの内容を信じているのでしょうか。旅行会社の安いツアーに組み込まれる食事は、企画担当者など社員が出張やプライベートで訪問した際には行かないレストラン、食べないメニューだと聞くことがあり、類似性を感じます。
旅行業界では、オフライン対オンラインという長年の対立構造の中でリアル旅行会社の苦しさが抜き差しならないレベルになっていたところ、コロナ禍という外的要因によってとうとう大きく変革や淘汰が起きはじめています。
一方、テレビは状況の厳しさを指摘されつつも大きな影響力を保持してきたわけですが、果たしてこれから旅行業と同じ轍を踏むことはないのかと気になります。