PhocusWireによると、国際航空運送協会(IATA)がインターライン便での受託手荷物の取り扱い改善に向けて新たなプロジェクトを計画している。

航空会社間や航空会社と空港の間でのコミュニケーションについて新規格を用意し、手荷物の画像や所在地データなどをやり取りできるようにしようとするもの。年内にテストを開始するという。

世界の航空業界では2023年に受託手荷物1000個あたり6.9個の割合で紛失や遅延などのトラブルが発生。特に国際線では1000個あたり12.1個となったという。記事では、現IATA事務総長でブリティッシュ・エアウェイズ(BA)などのCEOを歴任してきたウィリー・ウォルシュ氏もトラブルへの恐怖から35年に渡って手荷物を預けずに搭乗していた過去があることも紹介されている。