米旅行会社ランキング2023、上位は変わらず、JTBは上昇

米Travel Weeklyは、毎年恒例となっている旅行会社のランキング「Power List 2023」を発表した。

売上高の15％以上を米国から得ている旅行会社について前年の取扱額をもとに順位を付けるもので、昨年のランキングではコロナ禍の事情を考慮して条件を緩和していたが、今年はリカバリーを受けて年間の取扱額が1億ドルを超える企業のみを対象とする従来の基準に戻した。合計で61社が基準を超えてランクインしており、大多数の旅行会社がレジャーに加えて法人需要の回復も報告しているという。

1位になったのは取扱額が1213億ドルに上ったBOOKING HOLDINGSで、以降5位までは951億ドルのEXPEDIA GROUP、230億ドルのアメリカンエキスプレス・グローバルビジネストラベル（AMEX GBT）、160億ドルのBCD TRAVEL、136億ドルのCWTの順で、1位から5位まですべて2022年と同じ順位となった。

6位以降では、昨年6位だったAMERICAN EXPRESS TRAVELと昨年7位だったFLIGHT CENTREが逆転したほか、8位には数年内のトップ3入りを掲げるCHASE TRAVEL GROUPが入り、また成長著しいOTAのHOPPERも11位から9位へと上昇した。

このほかでは、昨年40位だったJTB AMERICAS GROUPが32位へと上昇。一方、KINTETSU INTERNATIONAL EXPRESS (U.S.A.)は46位から50位へとやや順位を下げた。