インフルエンサーを旅行の販売に活用しようとする動きが活発になっている様子。
先日紹介した通りKlookはアフィリエイト制度を拡充してTikTokのアプリ内でもアクティビティを予約できるようにしたが、Expediaも今年5月に企業やブランド、そしてインフルエンサーへ専用販売ページを提供する「Travel Shops」を開始。そしてPhocusWireによると、この専用ページはこのほど100以上追加されており、来年には誰でも利用できるようにする計画。同社SVPは「旅行者はすでにInstagramやTikTokを通して旅行のインスピレーションを得ている。そこに予約への道筋を用意するのは自然な進化だ」とコメントしている。
またTRAVOLUTIONによると、英国の旅行会社First Choiceも同様にインフルエンサーが勧める旅行をそのまま予約できる機能を開発。まずは5人のみの起用だが、今後の拡大にも意欲的だ。
こうした動きは「推し活」のような熱意をベースにした消費活動の盛り上がりにも呼応するもので、何百万人ものフォロワーを持つようなごく一部のインフルエンサーだけではなく、特定の分野に特化して強い支持や信頼を得ているマイクロインフルエンサー、ナノインフルエンサーと言われるような人々にとっても大きなチャンスとなり得る。