以前から何度か触れていますが妻が医療関係者でして、昨日2回目のワクチンを接種してきました。1回目はその日のうちに腕が上げられないほど痛むと言っていて翌日にある程度落ち着いたのですが、今回はそれに加え夜のうちに39度近い発熱があり、インフルエンザのような辛さだと話しています。

 2回目を打つ前には親しい医師から「生死が心配になるくらい辛い」とおどかされたと言っており、自分の番が回ってくるのが何ヶ月後か分かりませんが、少々怖く感じます。

 ただし、その頃には五輪も終わっていて、海外の集団免疫獲得などのニュースに対して感じる羨ましさの方が強そうです。もう少し具体的に想像すると、まず間違いなく海外では複数の健康パスポートが並行して通用するようになっており、結構な数の国が相互にワクチン接種者について入国時の隔離を不要にしていて、国によってはそれに加えて検査で陰性を証明した旅行者も含めたトラベルバブルを形成しているでしょう。

 日本は、今の様子だと「ぐだぐだ」の批判を免れる状況になっているとは到底思えませんが、外交等の理由でバブルに加えてもらえていればラッキーというところでしょうか。

 日本の感染状況は、実際には海外の感染の波に比べれば「さざ波」みたいなもので、その点を評価してもらえているととてもありがたいところですが、海外の業界関係者とお話していると「もう少し頑張ると思っていた」と言われることも少なくなく、不透明です。ただし、本日の記事では香港が日本とも(ワクチン接種が前提ですが)バブルを協議したいと言ってくれてはいます。

 緊急事態宣言が終わったら(というか終わる前から)感染者数が増加に転じるという残念な状況ですが、こうした悲観的な感想や評価は覆されるでしょうか。

 社会人になって間もない頃、営業をしていた友人が「営業というのは、相手に買わないのはバカだと思わせる仕事だ」と話していました。この考え方は、実は営業に限らず大体なんでもその通りで、コロナ対策もきちんと科学的な根拠に基づいた判断がなされていれば、もう少し信じようという気持ちも起きてくるだろうと思うところです。