FUTURE TRAVEL EXPERIENCEによると、スイスポートはこのほどAirPortrとの戦略的提携を発表した。AirPortrは受託手荷物関連業務のスマート化をリードする企業で、ブリティッシュ・エアウェイズとも契約。スイスポートは、運営する269空港でのバゲージハンドリングの改善をめざす。
提携により、利用客は利用クラスに関係なく空港への出発前に受託手荷物を集荷担当業者に預けられ、業者は利用客のIDや搭乗便の情報などを確認した上で荷物を安全に空港まで運ぶ。そして利用客は輸送中も荷物の所在地などをリアルタイムで確認でき、最終的にデジタル化したバゲージタグを受け取れる仕組み。
また、到着空港でも税関の事前申請などにより滞在先に配達することが可能で、利用客は荷物を運ばずに旅行することが可能になるという。さらに、これまでのデータでは、手荷物の悩みから解放されることで66%の利用客が空港への移動手段を車から公共交通機関に切り替えているといい、環境負荷の軽減にも貢献できるという。