昨日、マリオットのCEOが亡くなられたことをお伝えしましたが、62歳という若さでの死去ということもあってか悼む声が業界メディアでも多く見られます。私は来月40歳になる年でして人生80年とすると折り返し地点なわけですが、業界がコロナで鬱々とし、自分自身も会社勤めをやめて1人になる時間が多い中で、今回の一報はただの訃報ではなく感じられます。
例えば、自分が22年後に世界最大のホテルグループでCEOを務めているかというと、(「不可能はない」と考えるとしても)可能性は極めて小さく、そもそも自らの意志としてその未来を望みもしません。
自粛生活で家の中に閉じこもりながらこのように「どう生きていくか、どう死ぬか」を自問するわけですが、根拠は不明ながら「江戸時代には人の働きは収入を得るための“稼ぎ”と社会貢献的な“務め”の2つがあった」という話があり、それらにどのような意識とバランスで向き合うべきかをずっと考えています。
そして、できれば旅先で考えたい、そう強く思うところです。