金曜日の当欄で私の自主隔離が2日で終了したことをご紹介したところ、他の旅行者にも適用可能なのかといくつかご質問をいただきました。私のケースでは特殊な事情で追加のPCR検査が実施されており、通常のプロセスを逸脱しています。抗原検査の陽性から追加検査での陰性まですべてを再現できれば隔離終了の判断も同じになるはずですが、逆にそれしか方法はありませんのでその旨ご理解いただければ幸いです。

もちろん、検査による隔離の短縮・廃止は旅行業界が切望しているもので、私のケースが例外でなく先例になれば言葉にできないほど嬉しく思います。

しかし、厳しい対策で成功してきたニュージーランドで隔離終了後の帰国者が陽性になったというニュースや、欧米での規制強化の動きも見ているとそうした願いが叶うとはなかなか思えず、海外渡航がある程度の規模で再開されるのは現実的にはワクチン接種が広範に進む今年後半以降、つまりこれから半年近くは我慢が続くのではないかと覚悟しています。