旅行サイトTravel Off Pathが、航空券への支払いを安く済ませる10のアイディアを披露している。主に米国人ユーザーをターゲットにした媒体だが、日本市場でも参考になるかもしれない。

まずは、旅行に慣れている人であれば目新しさはない「SkyscannerやSkiplagged、Momondoなどの比較サイトを使う」、「搭乗する日や時間、行き先を柔軟に変えてみる」、「経由便を選んで長めの乗継時間をむしろ楽しむ」、「手荷物の料金に注意する」といった手段は当然紹介されているが、面白いのはその次。

何かというと、「ブラウザのCookieを削除したり、プライベートモードでアクセスしてみる」ことで、何度もサイトを訪れて同じ日程で検索しているユーザーには高い運賃を表示する、というサイト側の判断があり得るとのこと。(※そういえばユーザーのロイヤルティが高いアプリは価格を高くしても売れるという話を聞いたこともあり。)

また「VPNなどで自分の居場所を変えてみる」ことも紹介されていて、確かに国ごとに運賃戦略は異なるのが当然なので、結果は変わる可能性はありそう。ただし、サイトの利用規約、運送約款などが問題にならないかは気になるところだが。

このほか「FFPに登録する」、「旅行用の特典付きのクレジットカードを利用する」といったアイディアや、「チケットを区間ごとに分けて購入する」という案も紹介。ただし、分割購入はディレイなどで乗り遅れるとどうしようもないので注意も呼びかけている。

さらに、以遠区間の権利放棄(hidden-city ticketing、Skiplagging)も紹介されていて、それに特化したサイトまであるようだが、アメリカン航空が対応を強化しているように航空会社からすれば全く歓迎されない振る舞いなので、往復運賃の片道利用を含めて控えておいた方が賢明かもしれない。