ホテル業界誌であるHOTELSはこのほど、世界のホテル企業を客室数などの条件で比較した最新のランキングを公表した。
2021年12月31日時点のデータを元に比較したもので、客室数が最も多かったのは昨年と同様マリオット・インターナショナルで144.7万室だった。前年からは約2.4万室増加している。
2位はこちらも変わらず中国の錦江国際集団で123.9万室。ただし前年からは10.6万室を追加しており、このままのペースであれば数年後には逆転の可能性もある。
3位以下はヒルトン、IHG、ウィンダム、アコーの順で、それに華住酒店集団が続いた。華住も前年から10万室超を増やしており、次の発表時には5位以内に入っている可能性もある。
また、ホテル数で比べたランキングでは、すでに錦江が1.2万軒で2位のウィンダムの8950軒を大きく引き離している状況。錦江は昨年だけで1264軒を追加している。
ブランド別の客室数では、IHGのホリデイ・イン・エクスプレスが31.7万室で最多。2位以下はハンプトン・バイ・ヒルトン、ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ、ホリデイ・イン、マリオット・ホテルズなどとなった。
なお、日本からは全体の客室数ランキングで23位に東横インが7.3万室で入り、前年から2つ順位を上げた。また、64位にオークラニッコーホテルマネジメント、66位にプリンスホテルズ&リゾーツ、106位に相鉄ホテルマネジメント、118位に阪急阪神第一ホテルグループ、120位に藤田観光、149位にワシントンホテル、161位にソラーレホテルズアンドリゾーツがランクインしている。