ハワイ、3月のホテル稼働率が43%に、一方ビーチのゴミも増加中
Travel Pulseによると、STRのデータでハワイ州の宿泊施設の稼働率が3月全体で43%となり、1月の23%、2月の31%から大きく回復傾向を示している。
ハワイでは、昨年10月に検査で隔離の回避を可能にする「セーフ・トラベル・プログラム」を導入し、それ以降に約270万人が来訪。特に国内旅行先としての人気が顕著で、航空会社も米本土への路線を増加中で、日にちによってはロードファクターが80%台に達することもあるという。
今後も、州として早ければ5月にもワクチン接種者の隔離を不要にすることが決まっていたり、ワクチンパスポートの利用を隣島への渡航から開始する計画であるなど、さらに観光のリカバリーが見込まれる。
ただし旅行者の急増は、コロナ前からもともと高まっていた住民の不満の再燃にも繋がっており、早速ビーチのゴミの増加なども報じられ始めているところ。
こうした中でハワイ州観光局は、現地で海岸清掃や植樹といったボランティア活動などに参加すると無料宿泊などの特典が得られる新プログラム「マラマ・ハワイ」を導入するなど、持続可能な観光の実現に向けた取り組みを強化している。
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