「ワクチン接種を目的とした旅行」への注目が高まっている。タイの旅行会社が米国へのツアーを企画したことが日本でもニュースとして取り上げられているが、同様にタイからセルビアへのツアーも企画されており、こちらは5000人を超える消費者から問い合わせがあるという。

また、デスティネーション側もワクチンを目的とした旅行者の誘客に意欲的。モルディブバルバドスモーリシャスが計画を発表済みであるほか、ロシアも開始に向けて準備を開始。

さらに米国も、不法入国者へのワクチン接種を目的に居住確認をしない州ではかねてから外国人が渡航して接種する動きが活発化していたが、新たにアラスカ州ニューヨーク市が公式に観光客へのワクチン接種を開始、または検討していると報じられている。LATAM航空では、南米から米国へのワクチンツーリズムが好調で、座席供給量を絞った状態とはいえ稼働率が上昇傾向にあるという。

また、こちらの記事ではグアム政府観光局(GVB)もアジア太平洋地域の米国人駐在員とその家族がワクチンを接種して休暇を取る先として訴求する可能性を模索しているとされている。