米CDCが夏の米国発着クルーズ再開に向けたガイドラインを発表して以降、再開に向けた準備が着々と進んでいる。

6月26日にセレブリティクルーズが再開第1号となる予定であるほかロイヤルカリビアンもテストクルーズを計画しているが、そのテストクルーズに25万人もの乗船希望が殺到し、需要の大きさを物語っているという。

ロイヤルカリビアンのテストクルーズは夏の米国発着クルーズの再開に向けて6月20日に出航を予定しているもので、25万人超というと使用するフリーダム・オブ・ザ・シーズの定員の実に57倍に達する。

ちなみに米CDCは、最近もガイドラインを見直し、船内での行動制限を緩和。乗客と乗組員の95%のワクチン接種が完了していれば、マスク着用とソーシャルディスタンスの義務を免除するなどとしている。

ただし、すべてが順調というわけではなく、企業によるワクチン接種証明の要求を禁止したフロリダ州は、船会社も例外とせずに罰金を科す方針を示している。罰金の額は乗客1名あたり5000ドルと高額だ。