THE GUAM DAILY POSTによると、グアム政府が計画していた1人500ドルのデビットカード配布が延期されることが決まった。早ければ9月からの開始を目指していたが、数ヶ月遅らせるとともに、予算の一部をより緊急性の高い事業に振り替える可能性もあるという。

グアムはワクチン接種の進展に合わせて、7月からワクチン接種済みの旅行者について隔離を不要としているが、旅行者数の回復は遅れているところ。8月12日から26日にかけて台湾から運航予定のチャーター便は、1017席が利用可能だが現状では80席しか予約されていないという。(7月はワクチンツーリズムでの利用もあり1000人超が利用していた。)

予算の振り替えについては、8月末までの期限付きとなっている無料のトロリーの運行延長や対象路線の拡大が候補になっているとのこと。トロリーは現在、7月30日からの1ヶ月間についてGVBがラムラムツアーズに1.8万ドルを支払うことで無料運行されており、ショッピングモールとの費用分担なども検討されている。

このほかGVBでは、帰国用のPCR検査の無償化や、健康状態の申請フォームの開設にも取り組んでいるという。