TRAVEL WEEKLYによると、ノルウェージャンクルーズホールディングス(NCLH)がフロリダ州に対し、ワクチン接種の証明を乗客に求めることは違法ではないとして訴えていた訴訟で、判事がNCLH側を支持する判断を下した。

フロリダ州では、知事が「ワクチンを打たない自由」を守ることを理由として、企業がワクチン接種の証明を顧客に求めることを禁止する法律が成立しており、他のクルーズ会社はワクチン接種を終えていない乗客には保険の購入を求めるなどして対応しているが、NCLHは乗客・乗員ともに100%の接種率での運航を求めて提訴していた。

NCLHの姿勢は、ワクチン接種の義務化はむしろ顧客の支持を得るための武器になるとの考えに基づいたもので、8月15日に出港予定のクルーズから接種者のみで航海していく予定。