Travel Weeklyが、クルーズ各社が力を入れているエクスペディションクルーズについて、フッティルーテン・エクスペディションズのCEOのインタビューも交えて伝えている。
現在、例えばクリスタルクルーズは新造船「クリスタル・エンデバー」の受領を終えているほか、シーボーンも2022年の運航開始を予定。バイキングクルーズは2隻を発注しているほか、アトラスオーシャンボヤージュは5隻の納品を待っている。
さらにリンドブラッド・エクスペディションズも新造船の運航を開始したほか、クォーク・エクスペディションズ、シーニック、ポナンなども新造船を建設中、または運航開始を予定している。
こうした状況に対して、フッティルーテン・エクスペディションズCEOは自信を示しているといい、同社も2019年と2020年に新造船を受け入れたばかりで現在は発注済みのものはないが、今後も機会をうかがっていくという。
供給過多への懸念に対しては、エクスペディションクルーズの利用者はクルーズ人口の4%のみでポテンシャルは十分あると分析しており、課題があるとすれば北極、南極に集中せずガラパゴスやアフリカなどへの展開による多様化が必要になるとの考えだ。