TTG Asiaによると、シンガポールは11月8日から「ワクチン接種完了トラベルレーン(Vaccinated Travel Lane、VTL)」の対象国に豪州とスイスを追加する。

他国とのVTLでは、ワクチンを接種済みであれば観光を含め旅行目的を問わず入国時の隔離が免除されるが、豪州への入国については当初の想定通りまずは留学生や駐在員に対象を限定。豪モリソン首相は12月には観光客も対象に加わる見通しを示している

VTLは9月にドイツとブルネイを対象として始まり、ここに英国、フランス、イタリア、スペイン、オランダ、デンマーク、米国、カナダ、韓国が加わり、さらに豪州とスイスが追加されることで合計13ヶ国に広がることとなった。

また、THE HINDUによると、シンガポールはバングラデシュ、インド、ミャンマー、ネパール、パキスタン、スリランカの各国からの旅行者について入国や乗り継ぎの受け入れを再開。ただしVTLとは異なり10日間の専用施設での隔離が必要という。

なお、TTR WeeklyによるとドイツとのVTLについては、ドイツ側が10月31日からシンガポールを含む5ヶ国を高リスク国・地域と認定。ドイツへの渡航前にeinreiseanmeldung.deに登録し、到着後も10日間の隔離を求めることが決まっている。