米国の旅行業界メディアtravelmarket reportは12月10日、2022年に就航予定の17隻のクルーズ船を紹介する記事を公開した。各船の概要は下記の通りで、記事ではこのほか各船の注目のポイントなども紹介されている。

1月就航

バイキング・オクタンティス…バイキング・クルーズ初の探検船。378人乗りで専任研究者のラボや潜水艦も

エメラルド・アズーラ…リバークルーズ運航のエメラルド・クルーズによる初のオーシャンクルーズ船。スーパーヨットをイメージし、キャビンは最小でも26.5m2。地中海やアドリア海など運航へ

3月就航

ワンダー・オブ・ザ・シーズ…オアシスクラス5隻目。総トン数22万トンで同社過去最大、かつ世界最大。定員6988名でスイート利用客専用の区域も新設

ヴァリアント・レディー…ヴァージン・ヴォヤージュにとって2隻目。同社の特徴である「アダルトオンリー」の船らしく船内にはタトゥーショップやドラァグクイーンが接客する飲食店も

ディスカバリ・プリンセス…ロイヤルクラスで6隻目にして最後の客船。

4月就航

シーボーン・ベンチャー…全室スイート、バルコニー付きの探検船。潜水艦や水中カメラなどを備えるほか、乗客全員を収容可能な24隻のゾディアックボートも搭載

セレブリティ・ビヨンド…エッジクラス3隻目だがこれまでの2隻よりも大きいのが特徴で、「リゾートデッキ」の広さは40%増

5月就航

エヴリマ…リッツ・カールトン・ヨット・コレクションの1隻目。度重なる延期を経たが、ついに就航の見通し。298人乗り

バイキング・マーズ…1月就航のオクタンティスは探検船だがこちらは通常のオーシャンクルーズ船。同社7隻目で930人乗り

6月就航

ディズニー・ウィッシュ…2012年就航のディズニー・ファンタジー以来の新造船。1254室のうち70%がバルコニー付き。451室はコネクティングルーム。眠れる森の美女をテーマにしたロイヤルスイートなど客室カテゴリーの新設や、「アナ雪」やアベンジャーズをテーマとしたレストランも

8月就航

ノルウェージャン・プリマ…プリマクラスの1隻目で、10階分を滑り降りるスライド「ザ・ドロップ」や3階建てで総延長400mのゴーカート場などを備える

バイキング・ポラリス…1月就航バイキング・オクタンティスの姉妹船

レジリエント・レディー…3月就航のヴァリアント・レディーの姉妹船

11月就航

カーニバル・セレブレーション…今年就航のマルディグラの姉妹船で5374人乗り。ローラーコースターや「チーフ・ファン・オフィサー」であるシャキール・オニールさん監修の鶏料理レストランなども

MSCシースケープ…シーサイドEVOクラス2隻目。シーショアと同じ5877人乗りだが、パブリックスペースの70%はシーショアとは全く異なるデザインに変更

12月就航

MSCワールドエウローパ…MSCクルーズにとって過去最大、かつ初のLNG船。21階建て、総トン数20.5万トンで世界最大のワンダー・オブ・ザ・シーズに迫る規模。

バイキング・ネプチューン…5月就航のバイキング・マーズの姉妹船